2016年2月9日火曜日

大阪の真田信繁 ゆかりの地めぐり その1

今年のNHK大河ドラマ「真田丸」 毎週家族で楽しく拝見しています
草刈正雄さん扮する真田昌幸公が面白くて大好きです
私が子供の頃に放送された池波正太郎さん原作の同名小説
「真田太平記」では草刈正雄さんは真田信繁(幸村)を演じられてました
子供ながら「顔の彫り深すぎるやろ!」と思ったものですが男前です

マキタのこんなCMしても男前です
脚本が三谷幸喜さんですし、「真田太平記」への
オマージュも随所に出てくることでしょう
吊り下げた鹿の角を引っ張って扉をあけるなんて
その1つと思います

真田丸、放送に伴いブラタモリで上田に行ったりとしていますが
大阪は真田幸村公最期の地ということで史跡がたくさん残っています
大河ドラマの放送日程に合わせて、ブラタモリ大阪編あるのでしょうか
真田丸と出丸城の北側は空堀(南惣構堀)があったりと
放送に耐えうる地形だと思いますし、期待してしまいます
ただ、大阪は散った場所なので
悲劇に繋がっていく所ばかりなのが辛いところです

そんなことで、行った事があるようで行った事がない
大阪の信繁ゆかりの地を歩いて巡ってみました
今回はJRさんがされてる「幸村の足跡をたどる旅へ」に乗っかってみました

コースはこんな感じです、真田丸があった玉造界隈と家康の本陣に突入した
天王寺・茶臼山界隈の2つに別れてます

玉造界隈


天王寺・茶臼山界隈


まずは前半戦、大阪城と豊國神社
スタートはご存知、JR大阪所公園駅
ここから青屋門、梅林を経由して豊國神社
大阪では出世開運の神様として大変有名です
ちなみに京都の豊國さんは「とよくに」で
主祭神は豊臣秀吉公ですが
大阪は「ほうこく」で
秀頼公と秀長公も
祀られています、これ豆な

申年の今年 大絵馬は太閤の馬印・千成瓢箪に
猿(太閤)が群がる演技が良さそうなデザインです
鳥居前には太閤さんの像があります 秀吉の辞世とされる

露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪花の事は 夢のまた夢

後の豊臣家を思えば、滅び行くのを暗示してるような気がしますね

御朱印には大阪城の文字


次は玉造稲荷神社
玉造口から歩道橋で中央大通を越えて、ショッピングモールの北側を
歩きますと右手に城星学園が見えてきます
私は田舎の男子校出身なもので
建物がとても開放的な環境だったのですが
対する女子校のあの堅牢さと言うか
難攻不落感はなんなんでしょうね
「ここから先はダメです」と言われてるような気がします
「お前みたいなのがいるからこうなったんだと」と言う
御批判は甘んじて受け入れます


城星学園を過ぎるとまもなく左手に看板が見えてきますが
ぐるっと拝殿正面に回りこんできます
地理的には上町台地の北端に位置し要所だったと思われます
古くは聖徳太子が物部守屋公との戦いの折に戦勝を祈願し
豊臣期では大阪城内の鎮守として厚く崇敬され
江戸期では伊勢参りの玄関口として大変賑わったそうです

落語好きの方にはお馴染み、東の旅の発端では

  大阪離れて早や玉造 枡屋芳兵衛 鶴屋秀次郎と言う
  二軒の茶屋がございましてここらを二軒茶屋と申します
  ここで酸い酒の一杯も呑みまして
  見送りの友達と別れますというと後は2人連れでございます

静かな境内にいますと軽快な拍子木が聞こえてきそうです



御朱印は玉作岡
古代は勾玉作りが盛んな地域だったそうです
桐と葵の紋に挟まれた大阪城鎮守神がいいですね