2013年11月29日金曜日

中華包丁を作ってみる その2

前回の続きのエントリーです。
木材のレーザー切断に関する事を追記しましたので
宜しくければ見て下さい。

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一晩、万力で締めてたものがこれです。

そして、ここにきてふと根本的な疑問が・・・。


「板厚、2mmって厚すぎるんじゃね?」


早速グーグル先生に聞いたところ

【引用】
中華包丁には、薄手(薄刃)・中厚(中刃)・厚手(厚刃)と
厚さによって種類があるのですが
厚さ約 2mmのものは薄刃の部類に入ります。
【引用終わり】

2mmでも厚くないそうです
が、ドリルさえも受け付けないリボン鋼に
はたして刃を付けることが出来るのかという
更なる疑問も・・・・・。
その部分は先送りにして、持ち手を丸く加工して
柄の部分に防腐剤を塗ります。


そして、素人仕事ですが折角包丁を拵えてるので
表面にレーザーで銘を刻印してやろうと思います。
この刻印はレーザーマーキング、我々は"罫書き"と読んでおり
弱い出力で貫通させないで金属の表面を溶かす方法です。
識別番号やシールを貼る位置決めようとしてなど
割とよく使われている方法です。
付け根に輝く「若」の文字です


最後に柄の部分にトップコートを吹き付けて完成です。


早速、家に持ち帰って砥石で研ぎましたが
想像してた通り、どんどん砥石がすり減っていきました(泣)
やっとの思いで付けた刃で色々実験したところ
肉とかのぶつ切りは相当楽に出来ますが
(技術の問題しかないと思いますが)野菜を薄く切るとかは
かなり難しかったです。
あと、中華のコックさんって
切り株みたいなまな板を使われていますがあれの意味がわかりました
ぶつ切りするには振り下ろすのであれぐらいの受けが必要なんですね。
参考:中華まな板色々

今回の私の実験の結果として、とりあえず柳刃と牛刀が欲しいです!!!笑
中華包丁も欲しいですがまな板とセットだとすると
更に手が出にくくなってしまっただけの結果でした。

2013年11月26日火曜日

中華包丁を作ってみる その1

例えば・・・
「自分で買うのは躊躇するけど
 カタログギフトにあれば手を出してしまう様なもの」であったり
「これを買うにはあれとあれを買ってからだな」となるもの
私にとって、和集合A∩Bの1つが中華包丁と相成ります。
中華のコックさんは殆どあれ一本だし
使い慣れると本当に便利なんでしょうが
中華包丁の前に柳刃や牛刀が欲しいなと思います。
買って使い勝手が悪かったりするとショックが大きいので
じゃあ自分で作って使ってみて、使い心地が良ければ買って
もうひとつなら止めておこうてなことでやってみます。

まずは刃の部分の素材ですが弊社にある材料で
炭素鋼で焼き入れされたもの=リボン鋼を使うことにします。
一般的なリボン鋼は青色ですが、板厚によって白色になります。
今回使うのはリボン鋼の板厚2mm、白リボンです。
参考:包丁の素材色々

これをレーザーカットで包丁の形に切り出します。

続いて、柄の部分です。
レーザーでは メロンパン も切れるぐらいなので
木も切れてしまいます、今回は檜です。

スキー場で土産物に必ずと言っていいほど置いてある
「お風呂に入れる用の球形に加工された檜」の事を思い出すほど
切ってる最中から檜の香りが漂ってきます。

脱線しますが、木材のレーザー切断について少し
同じ木材でもレーザーで切りやすいものとそうでないものもあります。
単純に木材は密度が小さい方が切りやすいです
密度が少ないキリ0.27g/cm³と高いマツ0.62g/cm³では
加工速度が倍以上変わります。
今回の檜は0.46g/cm³程度なのでこれらの中間と言えると思います。
また、木目に対して垂直方向か平行方向かで切断品質も変わります。
また、写真を見ての通り切断面が黒くなってしまいます。
これは熱で炭化してしまうからです。
これを無くす事は出来る事は出来るのですが
なかなか手間がかかります。
木材のレーザー切断は結構奥が深い世界なのです・・・。

話しを戻しまして
刃の取っ手と柄の部分の穴に楔を打ち、接着材を流し込み
万力で締め付けて一晩おきます。
長くなってしまったので、続きは次回に・・・。

2013年11月23日土曜日

パンをレーザーで切断してみる

朝ご飯にコンビニでパンを買ったのですが
パンを扱ってる方が以前
「レーザーでスライス出来たら楽なのになー」と仰っていた事を
ふと思い出したので実験してみました。


メロンパンです、有機物なので切れるとは思うのですが
これを失敗すると私の朝ご飯が無くなってしまうので
失敗は許されません。




切断後に落下しないように簡単な治具に乗せて切断します




切断してる様子や、火花を見た感じ、加工の線状痕
加工屋とすれば良好と言うより完璧に近い切断ですが
パンに近づくと悪い予感がします・・・

加工テーブル付近から、こんがり焼き上がった良い香りが・・・

恐る恐る、パンの切り口を開くと




表面がこんがりと焼き上がりトーストされてしまってました、これでは売り物にならないですね。
そして、表面は焦げくさい匂いを発しています。
食べれない事はないですが
お勧め出来ない切断方法だと言えると思います。
(もちろん、トーストの仕方としてもお勧め出来ません)

実験後は私の朝ご飯として匂いが気になりながらも
コーヒーでごまかしながら美味しく頂きました。




2013年11月12日火曜日

手数料レスは素晴らしい!いや、当たり前!

いつもは切符を譲ってもらったり、買っておいてもらったりで
自分で買うことがなかったのですが
思い立って今週末のG大阪の試合の切符をとりました。

「コンビニとか行かなあかんかな」とか思ってたら
ガンバ大阪公式ページでオンライン・チケット・システム
なるものがありましたので利用することにしました。


システムは簡単、クレジットで決済するとメールにPDFが付いてくるので
それをプリントするとチケットが完成、それでお終い。


当日はこれのバーコード(モザイク部分)を
読み込んで入場出来るのですって!


僕はスポーツに限らず各種興業でチケット代の外に
手数料がかかるのが許せない。
どちらかと言うとそれを許してる興行元が理解出来ないというべきか。
やっぱりチケット代には全ての経費が入ってるべきだと思う。
商売として「木戸銭の他に手数料取ります」ってエレガントじゃないし
払わせられる側からしたら、友達のも一緒に取って
「切符代+手数料いくらとか」友達に言うんダサいでしょ?
それで泣き寝入りしてる幹事役、たくさんいてるはずよ。
(おまけに書留の送料とかかかったりもあるし)
しかし、このシステムはPDFだけ送っちゃえば後はお客さんが
自分で印刷して持ってくる!
ということはプレイガイドへ支払う代金も要らないので
チケット代は下げられるので若い子にも嬉しい
興行主が利用しない手はないんじゃないですか!