2013年2月5日火曜日

ヘリウム不足

世界的にヘリウムの供給に問題が出ています。
受験時代、「筆者は何を考えていたか」しか勉強しなかった文系の
ボクにとってヘリウムと言えば
元素記号He 原子番号2 風船の中に入れたり 声を変えたり
Zガンダムでシロッコがヘリウム3の採掘に関わっていた程度しか
知識がなかったのですが大問題となっています。

もともとはアメリカの生産設備トラブルから端を発し
新興国の需要増が更なる逼迫した状況にしています。

深層断面/ヘリウム不足、対策急ピッチ

 

背景にディズニーから風船を奪った世界的ヘリウム不足 

深刻 ヘリウム不足 風船販売店は

 

増産されだすのが今年の7月頃と言われており
それでも、当分の間は供給不足が続くのではとも言われています。

このヘリウム、MRIスキャナーなど医療用機械の冷却系に使われたり
半導体製造をはじめ工業用としても「代えの効かない」ものです。
そういった中で、医療・工業分野を優先しようという流れがうまれています。
上の記事でもあるように、風船の販売をやめたりとしています。
しかし、風船を膨らませる商売をしてる方も多くいらっしゃる事でしょうし
医療分野はともかくとして工業分野優先というのも難しい面があると思います。


弊社が利用しています、レーザー加工機も発信器にヘリウムが必要ですが
Co2やArなど他の物と予めと一緒にした混合ガスを購入して使用しています。
ただ、同業の仲間では(以前は弊社も同じような仕様でやっていたですが)
ヘリウムと炭酸ガスを自分で混合する式を使われている方もいらっしゃり
ヘリウムの納入は今月一杯で一旦中止
おまけに一本あたり12000円ぐらいだったのを
今月納入分は250%の値上げ(30000円)とまで言われているそうです。
来月以降違う業者で仕入れ出来ないか探してらっしゃいますが
既存顧客の分で精一杯なかなか分けて貰えないと仰ってました。

弊社においては、常に向こう一年強ぐらいの在庫は抱えてましたが
昨年秋頃からガス屋さんに動向をよく聞くようにしています。
過剰な在庫は買い占めに繋がる為、控えていますが
「機械が動かなくなる」「仕事が止まる」と言う可能性を
現実に身近で起こった事を知ってしまうと
「どうせ使うし、保険をかけて」なんて思ってしまいます。