2024年4月27日土曜日

OD缶のスタビライザー

直前の投稿(とは言え1年ほどの前ですが)で
イワタニジュニアコンパクトバーナーを使ってると言いましたが
舌の根も乾かぬうちに 何食わぬ顔でイワタニプリムスのストーブに
登山のスタイル変更で変えていた私であります

このOD缶のバーナーなら どれも同じ悩みがあると思うのですが
重心がどうしても高くなるため 転倒させそうになったりのヒヤリハットが続発
しかし、既存のスタビライザーではパッキングやスタッキングに
難があるため自作を決意しました

前提として エバニューのTi Pasta pot 750
110サイズのガスカートリッジ PRIMUSのバーナー フォーク
それにWildoのフォールダーカップ それにスタビライザーをスタッキングしたい
これらをスタビライザー込で
この中に全て収納するのが目的


そうなると結構ギチギチでなかなかスペースが無いので既存のものでは収まらない
”爪だけつければいいんじゃね?”の精神でアイデアを
ネットで検索してるとOGAWANDさんで
クリップスタビライザーなるものが
完成形として発売されていました(涙)
しかも こちらははなんと3Dプリンターによる製作だそうです
しかしながら 弊社の光造形機でつくると強度不足で割れることが必定なので
レーザーで切断することにしました
金属も樹脂もどちらも扱える弊社の強みを出す!!

3Dプリンター・光造形モデル・粉末造形
どれが良いと言うわけではなくて役割分担だと思います
高精度でキレイな表面がいる場合なら光造形だし
強度や靭性なら3Dプリンター
さらに耐熱が必要なら粉末造形が向いてます
今回のものは3Dプリンター製がピンズドですね




<<以下、試作の記録>>
最初は軽量化を目的としてアルミの厚さ2mmで試作

→数回の着け外しで擦れて甘くなってくる

    ↓

寸法を見直して2回目の試作

→それでもしっくり感が悪いので 2枚接着剤で貼り合わせて
 厚みを倍にするとガチガチのホールド感が生まれる
 しかし やはり擦れて甘くなってくる

    ↓

材質は ステンレスに変更するが重くなりすぎるの嫌なので
板厚を3mmに変える、心ばかりのレジスタンス



磁石込みで4つで17.05g
比較すると樹脂で作ったものなら8g以下程度の
重さではないかと思います



取り付けたらこんな感じ、良き良き





この様に磁石で口の部分にも裏側の窪みのデッドスペースにも
ベチャッとくっつきます



スタッキングもうまいこと収まりました

UL Hike を志してる人には許せない重量の加算となるかもですが
沸かしたお湯をテントの中でひっくり返す事を考えると
軽い17.05gではないでしょうか


そして 本当は気付いているんです、、、
真の問題は五徳とクッカーの接地のバランスの悪さだと、、、、
ジェットボイルが全ての問題を解決するアイテムだと、、、