2013年2月27日水曜日

話題の3Dプリンターについてモデル屋が一言

最近は朝の情報番組にまで取り上げられたりの3Dプリンター
モデル屋的には






非常に困ります笑


拡大する3Dプリンター
3Dプリンタでチョコレート

報道されてるのは家庭用っぽい雰囲気で数万~30万程度のをよく見ます。
それらは加工のテーブルサイズも小さくフィギアや小物を
作ったりと言った用途を主としています。
こちらは今のところ、我々の業界に及ぼす事はそれほど無いかと思います。
工業用ではそこそこの精度、そこそこのサイズの機械を
自動車ぐらいの価格(家庭用とハイエンドの間)で出ています。
これをメーカーが購入して内製化する傾向が強く、これはもろに影響あります。
設備メーカー業界の話では
「精度もサイズもそこそこって部分に満足出来なくなった後」を
ビジネスチャンスと捉えている様です
確かに「そこそこタイプ」の仕上がりはお世辞にもいいとは言えません。
ただ、それで事足りてるというとこはオーバースペックな物を
我々は作り続けて納品していたのかと少し考えされられました
まさに↓これに近い様な事をしてたんじゃないかと。


家庭用が高精度で低価格で普及するとどうなるか。
例えばプラモデルなんかはデータだけDL販売して自宅で3D化とか
いや、プラモデルだけといわずその他一般の
樹脂製品も流通すっとばして、データ販売自宅3D化とかって可能性もありますよね。
そのためには設備よりも材料が安くならないといけないですが。

それと前に少し話題にしたこういう問題も
弾倉を3Dプリンターで製造
これは粉末造形なんですが、実現する可能性はとても大きい。
データと設備だけえあれば誰でもガンを持ててしまう。
家庭用が普及する前にこういうのに歯止めをかける
法整備もして行かなければならないのではないでしょうか。

しかしこれには驚きました。
業界内では「こんなアイデアがあるらしいよ」と言われたモノが実現。
これは各種団体で用途がたくさんあるんじゃないでしょうか。
「手書き出来る」3Dのペン



2013年2月16日土曜日

70-300mm / F4-5.6

昨年の子供の運動会において、18-50mmで余りにもよれなくて
「なんとなく、これが息子」程度の写真しか撮れなかった時に
「次は300mmぐらいのでバシっといきたい」なと思っていたところ
来週、従兄弟の結婚式に御招待して頂いてるし
アマゾンで 70-300mm / F4-5.6 がセールで
12000円ぐらいになってたので買っちゃえと思って注文。
あまりよくなかっても12000円だしねと思っていたら届きました。


我が家の奥様はカメラへの造詣が非常に深いため
カメラ関連のイニシアチブは奥様にあります。
今回も奥様が好きなSIGMAのレンズ 定価で50000円弱ぐらい。


蓋を開けて、外箱から取り出すとこんな梱包。
あるゆる買い物をして、外箱から出して梱包材むき出しの
まさにこの状態、ボクは一番テンションあがります。
ライブに行って、開演時間になって客電が落ちた瞬間に通じる感じで。


御本尊です、18-50mmに比べるとやっぱりデカイです。


D90に装着、うんやっぱりデカイ!
デカイけどよれる!
少し前に鴨川の対岸からスカートの中を撮っていた人が捕まりました
300mmであんだけよれるなら、大泉くんが鳥の撮影で使った
600mmだったら、どこまでよれるねんって話ですよね。


(参考画像:中米・コスタリカで幻の鳥を激写!される大泉洋先生)

2013年2月5日火曜日

ヘリウム不足

世界的にヘリウムの供給に問題が出ています。
受験時代、「筆者は何を考えていたか」しか勉強しなかった文系の
ボクにとってヘリウムと言えば
元素記号He 原子番号2 風船の中に入れたり 声を変えたり
Zガンダムでシロッコがヘリウム3の採掘に関わっていた程度しか
知識がなかったのですが大問題となっています。

もともとはアメリカの生産設備トラブルから端を発し
新興国の需要増が更なる逼迫した状況にしています。

深層断面/ヘリウム不足、対策急ピッチ

 

背景にディズニーから風船を奪った世界的ヘリウム不足 

深刻 ヘリウム不足 風船販売店は

 

増産されだすのが今年の7月頃と言われており
それでも、当分の間は供給不足が続くのではとも言われています。

このヘリウム、MRIスキャナーなど医療用機械の冷却系に使われたり
半導体製造をはじめ工業用としても「代えの効かない」ものです。
そういった中で、医療・工業分野を優先しようという流れがうまれています。
上の記事でもあるように、風船の販売をやめたりとしています。
しかし、風船を膨らませる商売をしてる方も多くいらっしゃる事でしょうし
医療分野はともかくとして工業分野優先というのも難しい面があると思います。


弊社が利用しています、レーザー加工機も発信器にヘリウムが必要ですが
Co2やArなど他の物と予めと一緒にした混合ガスを購入して使用しています。
ただ、同業の仲間では(以前は弊社も同じような仕様でやっていたですが)
ヘリウムと炭酸ガスを自分で混合する式を使われている方もいらっしゃり
ヘリウムの納入は今月一杯で一旦中止
おまけに一本あたり12000円ぐらいだったのを
今月納入分は250%の値上げ(30000円)とまで言われているそうです。
来月以降違う業者で仕入れ出来ないか探してらっしゃいますが
既存顧客の分で精一杯なかなか分けて貰えないと仰ってました。

弊社においては、常に向こう一年強ぐらいの在庫は抱えてましたが
昨年秋頃からガス屋さんに動向をよく聞くようにしています。
過剰な在庫は買い占めに繋がる為、控えていますが
「機械が動かなくなる」「仕事が止まる」と言う可能性を
現実に身近で起こった事を知ってしまうと
「どうせ使うし、保険をかけて」なんて思ってしまいます。